グロボテレビ(ブラジル)によると、犯人は近くの民家から90メートルにも及ぶトンネルを掘り、金庫内部の床に穴を空けて進入したとみられる。ブラジルにおける盗難事件としては過去最高のもので(ブラジル連邦警察発表)、9日付のブラジル各紙も一面扱いで事件の概要などを報道している。
犯人は複数みられ、民家を借りて、約4メートルの竪穴を掘ったあと、約3カ月をかけて中央銀行の金庫室まで70センチ幅のトンネルを掘り進めたものとみられる。トンネルには電気コードが張り巡らされており、捜査にあたった連邦警察によると、トンネル内には照明器具やバーナー、ドリルなどの電動工具が残されていたという。
中央銀行の金庫には、職員のいなくなる先週金曜日の5日夜から職員が再び出勤する8日朝までの間に忍び込んだものと推測されているが、警報装置などは反応しなかった。
また、盗まれた現金には連番のない古い紙幣の束も多く、中央銀行が管理していない可能性があるという。
3トン以上にも及ぶ現金の束をいかにして運びだしたのか、「まるでウディ・アレンの映画のような銀行破り」(フォーリャ紙)などと、“銀行破り”の話題はブラジル与党の相次ぐ汚職スキャンダルをも超える話題をさらっている。
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